昭和17(1942)年1月1日、この時期、連合国側は戦況不利の状態が続いており、仲間の戦線離脱を防ぐため、枢軸国とは単独講和しない軍事同盟を形成する必要に迫られる。そこで、アメリカ、イギリス、ソ連、フランス、中国などを含む26 カ国の代表がワシントンに集まり「日独との単独不講和」を宣言し、この時、初めて『the United Nations』という言葉が用いられた。
(中略)
『the United Nations』は第2次大戦後創設された平和のための国際機関であるかのような錯覚をしている日本人が多いが、それは間違いと言わざるをえない。『the United Nations』の法的根拠が作成されたのは、第2次世界大戦終戦以前であったという事実。その作成の日付は、サンフランシスコ会議で国連憲章が調印された時点、昭和20年6月26日である。
連合国が敗戦濃厚な枢軸国に対抗して戦争を遂行し、殊更に終戦の前に企てた軍事同盟関係が組織を高めて、一個の国際機関に転換したものが、まさに『the United Nations』といえる。
(中略)
だから国連憲章には未だに、日本、ドイツ、イタリアを敵国と規定した「敵国条項」が存在し、今も残されているのは当然のことである。 もっと言うならば、6月26日の時点で連合国と戦闘状態にあったのは、日本(6月26日よりも前の5月7日にドイツは降伏し、イタリアなどは昭和18年9月にはすでに降伏をしていた)だけであり、『the United Nations』は日本に対する対日軍事同盟であったのである。
当時、『the United Nations』は日本では「聯合国」と翻訳されていた。戦後、日本の外務省が「国際連合」と和訳したのは、戦争当事者としての「連合国」と区別するための便宜的なものだったらしいが、これが今日、日本人の『the United Nations』に対する勘違いの始まりとなり、われわれ日本人の途方もない「国連神話」を生み出す要因の1つとなった。せめて「連合国機構」あるいは「連合国機関」と訳せばよかったのである。
その他、拙著にも詳述していますが、この武漢のラボには、「エコヘルス・アライアンス(EcoHealth Alliance)」なる組織が遺伝子研究(正確には、米国でも表向き禁じられていた機能獲得実験、gain of function research)に多額の資金と情報を与えていました(簡単に言うと外注です(^_−)−☆)。
そして、『ランセット』誌に「新型コロナウイルスが武漢のラボで作られたというのは、陰謀論である」という医師たちの意見が掲載されたことはみなさんもご存知だと思います(Statement in support of the scientists, public health professionals, and medical professionals of China combatting COVID-19. Lancet. 2020 Mar 7;395(10226):e42-e43)。
後日、この『ランセット』誌の寄稿は、「エコヘルス・アライアンス(EcoHealth Alliance)」がオーガナイズしていたことが暴露されています(『EcoHealth Alliance orchestrated key scientists’ statement on “natural origin” of SARS-CoV-2』 US RTK, Update 2.15.21)。
ファウチも公聴会でのケネディー上院議員の追求に対して、「武漢のラボに人工ウイルス合成のために資金を供与していない」と防戦一方の状態です(『WATCH: Fauci says ‘there’s no way of guaranteeing’ NIH money didn’t go to gain-of-function research at Wuhan lab』The Post Millennial, May 27, 2021)。
自己免疫疾患とアレルギー疾患は異なる疾患群と考えられている一方で、先行研究において、共通した遺伝的要因が部分的に存在することが知られていました。さらに、疫学研究の結果からはアレルギー疾患の存在により自己免疫疾患の発症リスクが増加することが報告されています(Krishna MT et al. Eur Respir J. 2019)。そのため、2つの疾患群で共通した病態の存在が示唆されていましたが、これまで自己免疫疾患、アレルギー疾患を統合した大規模なゲノム研究は報告されていませんでした。今回、日本人集団と欧米人集団のバイオバンクリソースを活用して自己免疫疾患とアレルギー疾患を対象とした大規模なGWASを行うことで、多様な集団間を通して2つの疾患群の共通点や違いを明らかにすることを試みました。