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Continuation of RO(reverse osmosis operation) at the nano-level

坂本龍一さん「未来にはますます命と存在が軽んじられるだろう。・・・そんな世界を見ずに死ぬのは幸せなことだ」

 

2023年3月に亡くなられた坂本龍一さんの言葉です。

www.asahi.com

(以下、上記記事より一部引用)

 

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(以下、上記動画より一部引用)

やはりどうしても命よりもお金が大事って言うような社会になっている

・・・

人の倫理と書いて「人倫」と言う言葉もあってですね

あるいは「徳」とかと言う言葉があってですね

昔の日本人は僕が知っている昔の日本人って言うのはそういうものをね

重んじる人が多かったと思うんですが

それも随分変わってきてしまったなというのが

まぁとても残念なところですね

 

人の命を軽んじて、自分の命を必要以上に重んじる人々。

長く生きることを望み、生きている間の満足感を追求する人々。

よりよく生きるためには、できるだけたくさんのお金が必要。

お金があれば幸せになれる。

お金があれば自由になれる。

お金があれば病気も治る。

お金さえあれば・・・

私も以前はお金があれば幸せになれると思っていました。

だけど、それは真実ではないと思います。

お金があれば、トラブルが起きるかもしれない。

お金に心が囚われると、お金を失うことを恐れて

心は穏やかではなくなるかもしれない。

お金があっても、病気は治らない・・・

 

それなのに、この世でお金と永遠の命を崇めるならば

それらと引き換えに

人としての尊厳を失うかもしれない。

実際は、この世では、お金も永遠の命も

まやかしでしかないにも関わらず

それらに執着すれば支配者たちに騙されて

奴隷にされるかもしれない。

 

この世での永遠の命を願うことは

叶わない夢をいつまでも追い求めるようなものだと思います。

それよりもむしろ

人は必ず死ぬという事実を受け入れて生きることの方が大切だと思います。

多くの人が亡くなられた今の世の中の現実を何も知らずに生きている人よりも

知って生きている人の方が幸せだと思います。

死というものに現実味を感じて生きている人は幸せだと思います。

死んだらどうなるのだろうと真剣に考えてみたことのある人は幸せだと思います。

そして、死後の世界を思い、今をどう生きれば良いのだろうと

真剣に考えながら生きている人には幸運が訪れるのだと思います。

 

 

 

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(関連情報)坂本龍一さん“死去直前の曲”完成 作詞はUA 徳島県の高専校歌(2023年8月10日) - YouTube