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Continuation of RO(reverse osmosis operation) at the nano-level

ロシア ウクライナ侵攻の裏側で起きている食糧危機と世界支配。

 

Jessica0701さんのYouTubeに、ロシア ウクライナ侵攻の裏側で、何が起きているのかがわかる動画がありましたので、掲載させていただきます。

youtu.be

(以下、上記動画の内容を文字起こししたものを掲載しています。)



エジプト

2021年以降食料価格が上昇

20〜30%の上昇

現在のインフレ率は12%以上

食料備蓄は6ヶ月分

ウクライナの戦争が始まって以来

エジプトの食料価格は耐えられない程に値上がりしています。

小麦の80%ロシアとウクライナから来ています。

調理油も同様です。

パンを主食とする国にとって

小麦の備蓄が4ヶ月分しかなく、

更に輸入出来る見込みが無いのは

控え目に言っても運命のいたずらです。

エジプトの平均給料は月額500ドル程度であり

この様な大幅な値上げは国を危機に陥れる様なものです。

 

チュニジア

2021年以降食品価格は34%上昇

現在のインフレ率は7%です。

食料備蓄はありません。

チュニジア全土で怒った客に売る為の食料が不足しています。

助成された小麦粉、油、米も底を尽きました。

チュニジアのほぼ半分の小麦はウクライナから来ています。

そして戦争が本格化し農業が停止している中

チュニジアの指導者達は食糧不足が再びアラブの春を引き起こす事を恐れています。

アラブの春とは2010年代初頭にアラブ世界の大部分で起きた

一連の反政府デモの蜂起と武装反乱の事です。

 

パキスタン

2021年以降の食料価格は30%以上上昇

現在のインフレ率は13%です。

食料備蓄は不明

政府は数字を公にするのを拒否しています。

最初はイナゴの大群

次はCOVID-19が貿易を止めてしまいました。

そして今、ウクライナの戦争はパキスタンの食糧難の最後の釘となっています。

パキスタンの平均的な食生活の60%は小麦が占めている為

輸入量や食料備蓄が減れば、パキスタンは崩壊してしまうかもしれません。

 

エチオピア

2021年以降食料品価格は150%以上上昇

現在のインフレ率は33%です。

食料備蓄はありません。

エチオピアにはこれまでに安定した食料供給はありません。

エチオピアの主要地域は常に飢餓の危機に瀕しています。

ウクライナの戦争は安定を促進するものではありません。

干ばつで国内の農業はほとんど壊滅状態なのです。

エチオピアは人々の生命存続の為には輸入に頼らざるを得ません。

しかし2022年、不幸な事に、その価格が高すぎて

人々は手が出せないかもしれません。

 

 

 

世界中で

食料価格が急上昇しています。

小麦 米 油

 

世界の最貧国では生きる為に必要な食料が不足し、

手が届かなくなっています。

世界の食料価格指数は過去最高を記録しています。

そして誰もが危機感を抱いています。

その理由は

ウクライナは世界第6位の小麦輸出国であり、

市場の10%を占めていたからです。

しかしキーワードは「だった」という事です。

食料価格は高騰しており

次の世界的食糧危機の瀬戸際にいると

分析されているのです。

 

幸運な事に米国の様な国は

年間消費カロリーの30〜40%が

緊急時用に備蓄されています。

今回の様にウクライナが突然小麦の輸出を止めても

大混乱を引き起こす事無く、

少なくともあと5ヶ月は生き延びる事が出来ます。

 

エチオピアチュニジアの様な他の国はそうはいきません。

ほとんどの国は国民の生活を維持する為に

食料の借用輸入に依存しています。

ウクライナは破壊されない様にする事で精一杯で

今年の収穫の心配どころではありません。

大量の飢餓が発生する可能性があり

もしくは誰かがこれらの貧しい国々を救う為に

介入する必要があります。

 

そして米国には自国民の為に5ヶ月分の備えがあるだけで

米国が窮地を救うのではありません。

何年も前から食料を備蓄している国が判明しました。

そしてこの国は地政学的な道具として

その食料備蓄を使うのに最適な位置にいるのです。

飢餓に苦しむ人々に食料をちらつかせる交渉道具の様なものです。

 

そうすれば、この国の言いなりになります。

その国は中国です。

 

ウクライナとロシアは世界有数の食料輸出国です。

小麦粉等の原料となる小麦の1/3近くを

その2国で生産しています。

そして世界のトウモロコシ生産の20%

ひまわり油の半分以上を担っています。

世界のカロリーの12%はウクライナとロシアからもたらされています。

しかし、ここで最大の問題が発生します。

食料生産に関しては

米国やカナダといった国々は自給出来ています。

自国でトウモロコシや小麦を生産しているので

ウクライナやロシアから原料を輸入する必要はありません。

そしてヨーロッパは

ヨーロッパのほとんどの国は

食料価格の上昇に対応出来る程裕福で

パン1個が2ドルから2ドル40セントになったところで

大抵の人には大した事ではありませんが

エチオピアの様に月収が35〜40ドルの国にとっては

20〜30%の値上げは悪夢です。

 

ウクライナやロシアのほとんどの食料輸出は

中東やアフリカのこの様な地域に運ばれていたのです

 

これらの国々の政府は

ウクライナやロシアと取引をして

国民を養う為に食料を補助したり融資を受けたりするだろう。

 

理想的な状況ではありませんが

少なくとも飢餓は免れます。

しかし戦争になり

突然、全ての食べ物が窓から消えてしまいました。

ロシアがウクライナを侵攻し

世界はロシアに経済制裁

以前彼等が輸出していた全てのトウモロコシや小麦は

もはやこれ以上何処にも行かないのです。

しかしここからが本題です。

ロシアは主な肥料輸出国でもあるのです。

ですから、これらの国々が飢餓を避ける為に

作物を植えるのに

肥料も不足しているのです。

肥料価格も急上昇しています。

ケニアのある農家は

農業をほぼあきらめてしまいました。

一年間、彼女は家族の生活と副収入の為に野菜を育てていました。

ですが今はロシアが肥料を輸出出来ない様に制裁しています。

彼女の家族の分の作物に肥料を与えるのに以前よりも5倍の費用がかかるのです。

肥料の購入方法を見つけられたとしても

お金を稼ぐどころか失ってしまうのです。

その意味でロシアへの制裁は大きく裏目に出ているのです。

 

さて、ウクライナについてお話ししましょう。

今こそ農家はトウモロコシを植える時です。

今ですか。

今がその時です。

そして農家はそうはしていません。

何故でしょうか。

農民達は兵士だからです。

まず、国が戦争をしている時に農民が幸せに働ける様に集中するのは

ちょっと難しい事です

ですから明らかにウクライナの食料生産は戦争前の水準に達してはいません。

 

世界の食料を確保する事がどれ程重要か

人々は理解していると思いますか?

今、わかりました。

以前はそうじゃありませんでしたが

今はわかります。

 

輸出にも同じ事が言えます。

ウクライナのほとんどの食料は

黒海経由で輸送されている為、

現在紛争地域となっている港で

ほとんどの船が行き場を失っています。

オデッサの港は閉鎖されています。

世界最大の食糧輸出の港の1つが断たれたのです。

 

テキサス州と同じサイズのウクライナ

トウモロコシと小麦で4位

ひまわり油で1位です。

デービッド・ビーズリーは世界食糧計画で必要とされる

小麦の半分がウクライナで滞っていると語りました。

そして何時まで経っても状況は好転していません。

世界中のほとんどの国が食糧不足になる事を心配しています。

半年分の蓄えを持ってしても

戦争が長引かないという保証は何処にも無く

数百万人が餓死の危機にさらされています。

 

米国ですら食料品が値上がりしています。

世界各国が自国の為に食料を確保しようとしていますが

この混乱と恐怖の中、

ある国はかつてない程の好機を迎えています。

権力と影響力を拡大するチャンスです。

政府・国家を支配するチャンスです。

その国をただ助ける為だと装うのです。

その国とは中国以外にありえません。

 

中国は完全に桁外れです。

もう何年も食料を貯め込んでいます。

そして今の時点で

中国は年間消費量の150%を貯蔵しています。

他の誰もが一刻を争う事態になる間

中国は何年も前から密かに大量の食料の備蓄をしていました。

今、世界が全く食料を生産しなくなったのなら

中国は備蓄している食料で1年半は生き延びる事が出来ます。

しかし米国は人口が中国よりも4倍少ないのにも関わらず、

一年の半分にも満たない備蓄量しかありません。

そしてウクライナ戦争が勃発すると

中国は食料収集のペースを落としませんでした。

小麦といった世界の穀物の半分を買い占めました。

という事は他の人々の食料価格を押し上げた責任もあるという事です。

つまり中国は食料外交の絶好の場にいるという事です。

世界のパワーダイナミズムは長年にわたり世界の超大国の間で

非常に微妙なバランスを保ってきました。

事あるごとに中国、ロシア、米国は自国に有利になる様にバランスを取ろうとします。

そしてウクライナの戦争も例外ではありません。

 

何十年もの間アフリカ、南米、南アジアの多くの国々は

外部からの援助無しに自国民の食料、教育、健康を維持するのに苦労しています。

これらの国々のほとんどが天然資源が豊かで

金や石油、その他の金属といった資源ですが

これらの資源を採掘、加工したりする為の資金やインフラがありません。

だから彼等はロシアや中国、米国といった国々との貿易に合意しました。

食料の安全保障や医療器具の提供の代わりに

その国の企業が金や石油を採掘したり、

幸運ならば次の大統領でさえ選べるかもしれません。

ですが問題があります。

米国はこの様な取引ではほとんど優位に立ちます。

中国やロシアがいくらこれらの国につぎ込んでも

米国の影響力は常に優位にあります。

食料に関する迄はです。

食料が無ければこれらのアフリカ、アジア、南米の国々は

混乱の危機にさらされています。

食料が買えなかったり、高くて買えなかったりしたら

どうなるか誰もが知っています。

そしてその時が来たら、

恐らく中国がやって来て他国が出来ない申し出をするでしょう。

アメリカは自足分の食料しかありません。

ですが中国は

中国はレバレッジとして使うのに十分に備蓄しており

この取引に関心を持つ全ての国々に対してです。

取引ですか?

あなた方は私に天然資源を奪う事を許し

私達に政府への影響を与えさせ

親中反欧米になり

その代わりに私達は必要な食料を全て与えます。

デモは無くなり

食べるのに困っている人々を尻目に

金、権力、地位を維持し

そして我々はあなたの国を吸い取ります、

ウクライナの戦争のお陰で

中国に千載一遇のチャンスが巡って来ました。

 

世界で資源が最も豊かな国において

パワーバランスを変える為にです。

 

 

エジプト、チュニジアパキスタンエチオピアは、食糧危機の後に、中国に支配されることになりそうです。それをアメリカが黙って見ているとは思えません。これも、シナリオ通りなのだと思います。支配者層の人たちは、中国とアメリカを対立させて、第三次世界大戦を起こしたいのだと思います。そして、その戦争によって何処かの国が勝利するというよりは、互いに争わせて全てを破壊し、新世界秩序のもとに世界を統一支配したいのだと思います。

 

 

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